Co-founded Miecle Inc. with Shochiku & Samurai

2018年12月

Kadinche announced that it jointly established Miecle Inc. with Shochiku and Samurai on May 28, 2018

We have been working on technology development in areas such as Virtual Reality and Mixed Reality. These technologies can also be used in entertainment, and in the future we would like to deliver various technologies and services developed by our company through Miecle. Shochiku is a film maker and Kabuki performer and Deportare Partners is a strong company in the sports field. There is a wide range of possibilities for developing the possibilities of VR and MR, and I am pleased to be able to work together in three companies. Please look forward to Miecle Corporation in the future!

エンタメVR/AR/MR/AIコンテンツ制作のミエクル株式会社を合同設立

2018年12月

カディンチェ株式会社は、2018年5月28日に松竹株式会社株式会社侍とともに、ミエクル株式会社(Miecle Inc.)を共同で設立したことをご報告いたします。

会社名: ミエクル株式会社(Miecle Inc.)
設立: 2018年5月28日
資本金: 500万円
株主: 松竹㈱51%、カディンチェ(株)39%、(株)侍10%
所在地: 〒108-8422 東京都中央区築地4-1-1
役員:
・代表取締役社長:井上貴弘(松竹㈱ 取締役事業副本部長)
・取締役副社長:青木崇行(カディンチェ(株) 代表取締役社長)
・チーフマーケティングオフィサー:為末大((株)侍 代表取締役社長)
・取締役(非常勤):尾崎啓成 (松竹㈱ 執行役員経理部長)
・監査役(非常勤):腰高正登志(松竹㈱ 経理部主計課長/公認会計士)
事業内容:最新技術を活用し、新しいエンタテインメント(コンテンツ/サービス)の開発を目指す

当社ではこれまでVirtual RealityやMixed Realityといった分野にて技術開発に取り組んできました。これらの技術はエンターテインメントにおいても利用可能であり、今後は当社開発の各種技術やサービスについて、ミエクルを通して社会に届けたいと思っています。松竹は映画制作や歌舞伎興行に、侍(Deportare Partners)はスポーツ分野に強い会社です。VRやMRの可能性を展開する先としては幅広い可能性があり、3社で協働に進められることを嬉しく思っております。今後のミエクル株式会社にご期待下さい!

関連記事:
・松竹株式会社プレスリリース「松竹株式会社が研究開発型ベンチャー・カディンチェ㈱及び為末大氏と“次世代のエンタテインメント”を見据えた新会社を設立し、プロジェクトを本格始動
・日本経済新聞「VRで歌舞伎身近に 松竹、若者や外国人ファン開拓

VRテレビ会議システムでOculusGo対応しました。

2018年12月

カディンチェ株式会社(以下「カディンチェ」)では、以前より360度映像を利用したブラウザベースの低遅延VR(バーチャルリアリティ)テレビ会議システムを提供しています。

これまでは、PCやタブレット、スマホのブラウザでの視聴を中心としてきましたが、
OculusGoの発売により安価にHMDが購入できるようになり、OculusGoのブラウザ視聴がしやすいことから、
低遅延VRテレビ会議システムでも、OculusGoにブラウザ対応しました。

低遅延VRテレビ会議システムでは、複数人が出席する会議室に360度ライブカメラを設置して、その会議室の様子を遠隔地にいるテレビ会議参加者のスマホ、タブレットやヘッドマウントディスプレイに表示し、映像と音声での通話を可能としました。本システムでは、リアルタイムコミュニケーションを実現するWebRTCと360度映像ライブストリーミングを組み合わせることで、低遅延で通話可能なVRテレビ会議システムを実現しています。

スマホ、タブレットを利用した場合、手軽に視聴はできたものの、没入感が低かったのですが、OculusGoのブラウザに対応したことで、没入感の高いVR視聴が可能になりました。

VTuber (Motion Capture)系技術を利用したシステム開発

2018年10月

最近の研究開発状況をご紹介します。キーワードは、VTuber、モーションキャプチャ、ライブストリーミング、3D仮想空間です。

VTuberやモーションキャプチャ

人間の動きをカメラやセンサによりセンシングし(モーションキャプチャ)、その動きを画面内の2次元・3次元のCGキャラクターの動きに反映させることで、生身の人間ではなくバーチャルなキャラクターがYoutubeに登場して喋ったり踊ったりするバーチャルなYoutuberであるVTuberが、2017年夏頃より人気を集めています。昔から映画制作の現場などでは同様の技術は使われていたものの、それらを利用するには高額かつ大型の装置を利用しなければなりませんでした。数十万円のモーションキャプチャスーツや数万円のヘッドマウントディスプレイ(HMD)+センサーを利用することで一般ユーザも家庭でできるようになってきたというのが最近の特徴になります。このセンシングにVR用のHMDが利用されることが多いことから、バーチャルリアリティ業界のエンジニアが積極的に技術開発やコンテンツ制作に参加していることも流れを加速させている要因の一つかと思います。

当社では、これまでもスポーツVRなどに取り組んでいたように、アスリートなどのプロフェッショナルの動きを計測できないかということで、バレエの踊りから研究開発を進めています。上の画像では、バレリーナの方にPerception Neuronというモーショントラッキング用センサーを装着してもらい、その動きを計測しています。

通信システムとの融合

VTuberによる映像制作の現場では、モーションキャプチャを実現したスタジオで、演者をセンシングしながら画面内のキャラクターを動かします。そしてその画面を録画することでCGキャラクターが動いたり喋ったりするのを映像コンテンツ化するというのが大まかな流れになります。このままでも映像制作の新手法として面白いのですが、当社では以前よりVRライブストリーミングに取り組んでいることから、モーションデータや3次元データをライブストリーミングするための研究開発を進めてきました。人やキャラクターの映像をライブで遠隔地に届けたいときに、映像そのものだとデータ容量が大きくなりますが、予め受信側がキャラクターのCGデータを持っていれば、モーションデータを送り、受け側でキャラクターを動かせば、動きや表情のあるライブストリーミングが可能になります。具体的にはWebRTCのような低遅延なプロトコルを使用すれば双方向のコミュニケーションが実現できますし、RTMP/RTSPのようなライブストリーミングプロトコルを使用すれば多人数への大規模配信も可能になります。


ユニティちゃんライセンス

この作品はユニティちゃんライセンス条項の元に提供されています

上記のプロトタイプのスクリーンショット画像では、バーチャルなコンサートホールで3人のバーチャルアイドルが歌っています。このような空間に、視聴者もアバターとなって入り込み、時空間を共有できるようになるのです。

バーチャルエンターテイメント時代

これまでスポーツ、演劇、コンサートなどのエンターテイメントの多くは、スタジアムや劇場などリアルな空間に集い、みんなで楽しさを共有するようなユーザ体験を提供していました。しかしリアル空間でのエンターテイメントでは、空間のキャパシティによる参加者数の制限や、地理的な理由から必ずしも参加しやすいわけではないといった弱点もありました。ライブな体験ではあるが、バーチャルな空間で実施されるバーチャルエンターテイメントでは、空間的な制約はなくなり(その代わりサーバー的キャパシティはあるが)地球上のどこからでもアクセスできるようになります。スポーツの場合は選手の位置情報や動きをセンシングしてアバター化したり、演劇の場合は演者の踊りや歌をキャプチャしてバーチャル演劇に仕立てたり、そしてそういった鑑賞対象を他のユーザとバーチャル空間を共有し言語的・非言語的なコミュニケーションを取りながら共有できるようになります。

当社ではこれまで培ってきた360度動画をベースにした実写系バーチャルリアリティ技術に加えて、リアルタイムストリーミング技術も利用したコンピュータグラフィックス(CG)ベースのバーチャルリアリティシステムの開発も進めてまいります。お気軽にご連絡下さい。

カディンチェでは10周年を迎えました。

2018年7月

カディンチェ株式会社は、本日で創業より第10期を無事に終了できました。これもひとえに当社に参画して下さった社員やバイト、当社に業務発注を頂いたお客様、また各種アドバイスや協力を下さった友人・知人の皆様のお陰であり、会社を代表して深く御礼申し上げます。

自己資金の会社

当社はいまだに資本金が600万円ということからもわかるように自己資金で経営してきた会社です。自己資金でやるからには売上が会社存続のためには重要で、毎年黒字になるように先行投資や冒険もあまりせずにここまで来ました。エンジニアが主体の会社なので、研究開発・プロダクト開発には取り組んできましたが、それも開発の数カ月後には売れる、もしくは根拠となる研究助成金があるというのが開発の前提でした。まわりのスタートアップが第三者からの資金調達をして急拡大をしたり、早々にイグジットをしているのを見ると焦らないわけではありませんが、技術開発を通して「驚きを創り、世界に貢献する」のをビジョンとして、着実に歩んできました。その歩みのおかげで10年かけて、自立したチームが構築され、多くのお客様との取引にも恵まれ、自己資金でも今後攻めるための準備が整ってきました。

バーチャルリアリティの波

創業直後から屋内空間の3Dスキャン・3Dモデリングや、そこから形状情報を省いたパノラマ写真を使用したバーチャルツアーコンテンツやバーチャルツアー制作ツールの開発をしておりました。当時はまだバーチャルリアリティ(VR)がいまほど注目を集めておらず、社会的なニーズも少ない段階で、創業者2人のそれまでの経験や興味から始めた事業でした。ところが、2013年頃からOculus Riftなどのヘッドマウントディスプレイや、Ricoh Thetaなどの360度パノラマカメラが発売され、市場のニーズも増加したことは、当社にとっても追い風になりました。そんな過程で360度動画のコンテンツマネージメントシステムであるPanoPlaza Movieと、360度動画のライブストリーミングシステムであるPanoPlaza Liveを公開し、それらシステムのOEM販売をしたことが、現状の事業の柱になっています。井の中の蛙が、井戸の中で遊んでいたところ、地上から水が入ってきて井戸が溢れ、大海に泳ぎだしたみたいな印象です。

技術や製品を生み出し続ける工場

自己資本にこだわってきたのは、エンジニアやエンジニア出身者による意思決定を大切にしたいという理由からでした。当社創業者二人は、メーカーの研究所出身なのですが、その前職の会社の設立趣意書には「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」とありました。カディンチェもそんな理想を追求したいと日々考えています。営利企業である以上、売上の拡大や経営の効率化といったいわゆる企業経営はもちろん必要ですが、なんでもかんでも儲かれば良いではなく、技術開発の過程を楽しみ、その成果をお客さんやユーザに提示して社会的に役立ちたい。目立たなくてもよいし、大儲けしなくても良いけど、社会を裏で支えるような工場(こうば)でありたいです。

これらを踏まえて、第11期以降は特に以下を意識して活動していければと思っています。

1, プロダクト

PanoPlaza Movie / Liveのような自社製品を作り、OEM販売したり、関連技術開発をしているわけですが、ニーズが高まるほど、製品のカスタマイズを含めたマーケットインでの受託開発が増えてきます。お声がけは大変ありがたいですし、社会実装数も増えて嬉しいのですが、日々進化する技術を使った新しい製品開発が手薄になりがちです。第11期以降はPanoPlazaシリーズを強化するとともに、360度動画にこだわらない新規プロダクトの企画・開発を進めます。バーチャルリアリティ、リアルタイムコミュニケーション、3Dメタバース、モーションキャプチャ、3Dセンシング、デプスライブストリーミングあたりが当面のキーワードになります。

2, 海外展開

2018年2月にシンガポール支社を設立しましたが、まだまだ本格稼働できていません。米国zSpace、デンマークMilestoneといった海外企業との連携やそれら製品の利用、アジアのオフショア先企業、シンガポールや中国といった営業先など、日本に留まらない活動をしたいと思っています。これまでの短期的な出張ベースではなく、駐在・支社設立も含めた腰を据えた海外展開ができるようにがんばります。縮小する日本市場だけでは物足りないというのも理由ですが、それ以上に本当に価値のある会社なら、世界にも貢献できるはずですし、多様性をもった色んな人と働きたいのです。当社にはすでにベトナム人技術者が一人在籍してくれていますが、社員としての国際多様性を進めるのもありですね。

3, 協業・合弁・出資

2018年8月下旬には発表できると思いますが、某社との合弁会社が進んでいます。当社が技術開発を担当し、ある業界での事業開発を目指しています。また、それ以外にもいくつか当社から出資や協業といった可能性も出てきました。カディンチェ本体では引き続き出資等は募集しませんが、合弁会社や出資先会社ではもっと柔軟な動きができそうなので、新たな動きとして楽しみです。過去10年で築いてきた各種リソースを有効活用・投資していければと思っています。

引き続き、カディンチェ株式会社をよろしくお願いいたします。
2018年7月31日 @ カディンチェヒルズこと西小山のビルの一室より
カディンチェ株式会社 代表取締役 青木崇行

鳥取県:星取県VRコンテンツ等制作業務委託に採択

2018年7月

カディンチェ株式会社は、鳥取県観光交流局観光戦略課が公募していた「星取県VRコンテンツ等制作業務委託プロポーザル」に応募し、このたび審査結果1位となり、業務委託業者に採択されたことをご報告いたします。

本業務の目的は、以下のとおりです(委託仕様書からの抜粋):
星空ツアーは雨天時及び曇天時には星空観察が実施できないため、どのように対応するかでツアー全体の満足度に影響したり、旅行会社によるツアー造成のネックになる。そこで、鳥取県内各地の星空体験プログラム提供者等が雨天及び曇天時に代替プログラムを実施する際などに活用できる星取県の星空動画を作成する。また、先端技術であるVR(仮想現実)を活用した星取県ならではのキラーコンテンツを開発し、体験メニューとしての提供を目指す。

本公募に対して、豊富な類似業務の実績を基に、当社からは高画質なVR撮影、エンタメ性・専門性を両立した動画編集、鳥取県内業者が利用しやすいVR同時上映システム等を提案しました。2018年度の1年間を通して、特に夏季と冬季の星空を中心として、鳥取県で星空を撮影し、コンテンツやシステムを制作していく所存です。

鳥取県:星取県VRコンテンツ等制作業務委託プロポーザルのページ

Singapore Branch Office

2018年3月

We are glad to announce that Kadinche has finished its registration of branch company in Singapore in 20th February 2018.

Company Name: Kadinche Pte. Ktd.
Company Type: Private Company Limited by Shares
Capital: 1,000 Singapore Dollars

We will be working on following items in Singapore.
– Providing Kadinche’s solution and technology in Asian market
– Collaborative experiment and business development in Singapore with our clients
– Collaborative research projects with research organizations
– Increase in diversity of clients and staffs
– Hedging the risk of depend on one market (Japan)

We are looking forward to working with you.

シンガポール支社設立のご報告

2018年3月

カディンチェ株式会社は2018年2月20日にシンガポールにて現地法人(子会社)の登記が完了したことをご報告いたします。

Company Name: Kadinche Pte. Ktd.
Company Type: Private Company Limited by Shares
Capital: 1,000 Singapore Dollars

シンガポール支社での今後の目標や計画は以下の通りです。

・当社が開発した技術やソリューションのアジア展開拠点
・クライアントともに行う実証実験・ソリューション展開拠点
・現地の研究機関や企業との共同研究拠点
・社員・顧客ともに多様性を確保するための拠点
・日本一カ国に依存しないリスクヘッジ拠点

当社では起業直後より海外展開を狙い、複数回にあたりシンガポール、ルクセンブルク、アメリカ等での展示会出展や視察出張に行ってきました。しかし業界内での技術的競争力や、海外で販売しやすいソリューションの欠如などを理由にこれまではできませんでした。創業10周年を迎える今年、実際に拠点を作ることで、思い切って一歩す進めることにしました。

今後もご指導・ご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

Introducing 360 VMS at MIPS Americas 2018

2018年2月

Kadinche exhibits at MIPS Americas 2018 an international conference on IP based camera video management software organized by Milestone Systems. Kadinche applied for Milestone Community Kickstarter Contest 2018 and is selected as one of three finalists.

Milestone XProtect

XProtect is a Milestone’s market-leading video management software (VMS). It is perfect match for the business owner who wants video surveillance to protect employees and assets. You can integrate other systems and applications with your surveillance, and you can access your system from any Internet-enabled device.

Demonstration: VR VMS

Kadinche has been working on 360 video management system and live platform for past 3 years. We noticed that 360 camera such as Ricoh Theta and Insta360 Pro are good for security and surveillance. To view 360 video, a head mounted display(HMD) is useful as you can see omni-direction of that camera by moving your heads. Therefore we came up with an idea that we should combine 360 camera and HMD by Milestone.

System Architecture

Our system consists of following modules: [360 Live Camera] – [Milestone XProtect] – [HMD: VR Headset]

  • 360 Live Camera: The camera needs to be wearable because security guard needs to carry them. For same reason
    the camera should be small, light, and wireless. It has to be connected to the Internet to send data through RTSP.
  • Milestone XProtect: It will handle 2:1 equirectangular format video data because the de-facto format of 360
    camera is this aspect ratio.
  • HMD: A HMD is connected to a PC and the PC connects to Milestone server to download data. We are also creating
    web-browser based 360 video player which works with HLS protocol.


Winner of Milestone Community Kickstarter Contest 2018

We are happy to announce that our prototype system is voted and selected as the winner of Milestone Community Kickstarter Contest 2018. With the prize of the contest, we will explore the market of 360 surveillance by using 360 cameras and head mounted displays.

MIPS Americas 2018に出展・Kickstarter Contest優勝

2018年2月

カディンチェ株式会社は、2018年2月19日-22日にアメリカ合衆国ラスベガスで開催されるMIPS Americas 2018に初出展します。MIPSとは、デンマークのコペンハーゲンに本社を置く、IPカメラビデオ監視ソフトウェア提供企業であるMilestone Systems社の国際会議で、そのAmericas大会は年3回あるMIPSの中でも最大規模のイベントになっています。今回のブース展示は、Milestone Community Kickstarter Contest 2018に応募し、Finalistに選ばれたため、主催者による招待により実現されました。

ビデオ管理ソフトウェアMilestone XProtect

ネットワークカメラで撮影した映像を管理するビデオ管理ソフトウエア分野で、世界トップクラスのシェアを誇るマイルストーンシステムズ社。高い信頼性で、世界130ヶ国、150,000以上のお客さまに利用されています。ビデオ管理ソフトウェアMilestone XProtectの詳細についてはこちらをご参照下さい。

当社からのブース展示内容: VR VMS

カディンチェでは過去3-4年に渡り、360度動画の管理システム(CMS)を開発・運用してきました。その過程でRicoh Theta / R DKやInsta360シリーズを代表とするパノラマカメラは、点検や監視といった業務に有用であることがわかってきました。また、360度動画を閲覧するには通常のディスプレイでの表示に加えて、ヘッドマウントディスプレイが有効であることは周知の事実かと思います。そこで、今回、監視カメラ用途のビデオ管理システムとして大きなマーケットシェアを持っているMilestoneとこれらカメラ・ヘッドマウントディスプレイを連携するプロトタイプシステムを開発しました。

システムアーキテクチャ

本システムは、360ライブカメラ→Milestone XProtect→ヘッドマウントディスプレイという構成になっております。

  • 360ライブカメラ: 360度動画がライブで出力されるカメラを使用しています。これらのカメラはカメラ本体もしくはUSB/HDMIにより接続されたPCを通して、RTSPプロトコルによりMilestone XProtectにストリーミングされます。
  • Milestone XProtect: エクイレクタンギュラー形式で届いた360度動画を管理します。
  • ヘッドマウントディスプレイ: PC(Windows)がMilestone XProtectからHLSにてビデオデータを取得して、Oculus Rift CV1に表示をします。

Milestone Community Kickstarter Contest 2018 優勝

2018年2月21日のMIPS2018のGala Dinner中にWinnerの発表があり、めでたく当社のプロトタイプシステムが全16カ国からの応募の中から頂点に選ばれました。今後はMilestone社の協力も含めて、同プロトタイプのソリューション化・拡販を進めます。