スマホで8Kストリーミング配信を楽しめる「My 8K」 On Demandを開発

2020年8月

時空間・人間拡張技術を開発するカディンチェ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青木崇行)は、株式会社NHKエンタープライズ(代表取締役社長:安齋 尚志)、アストロデザイン株式会社(代表取締役社長:鈴木茂昭)と共に、スマートフォン端末で8Kストリーミング配信をお手軽にお楽しみいただける「My 8K」 On Demand (略称:「My 8K」)アプリケーションの開発を行いました。
5G時代、そしてウィズコロナの時代に、8Kによる高精細映像が求められる様々な分野において広く貢献することを目指します。

「My 8K」 On Demandについて

「My 8K」 On Demandの概要は、以下より動画でご覧いただけます。

(紹介動画:https://www.nhk-ep.co.jp/nep-development-proposal-3/

8Kが実現する高解像度映像により、視聴者は臨場感や現実感の高い情報を享受することが出来るようになりました。また、5GやWiFiによる高速・大容量通信の環境整備が進んでいます。
その上、昨今ではCOVID-19の流行により、遠隔地への情報伝達や、遠隔地間でのコミュニケーションの必要性が高まっています。
「My 8K」 On Demandでは、7680 pixel × 4320 pixel (8K)で撮影した映像をストリーミング配信し、スマートフォンやタブレット端末を通して視聴することが出来ます。
そのため、視聴者の自由な視点で、お好きな場所・時間にて、高精細な映像を楽しみいただけます。

主な特徴

「ユーザ主導」視聴の実現


視聴したい映像の範囲やズーム率は視聴者が自由に変更可能なため、カメラの視点が不意に切り替わることなく「観たい箇所を好きなだけ」視聴いただけます。
例えば、演劇舞台やスポーツ観戦であれば、お気に入りの役者さんや選手だけを追ったり、医療現場であれば、注目したい箇所をズームして再生したりすることが出来ます。

通信の負荷を抑えた高精細映像の「切り出し」配信


「My 8K」は、視聴範囲のみを切り出し、最低限の映像データをストリーミング配信します。
視聴部分のみの映像データを送ることで、ズームした際も、高精細な映像配信を低ビットレートで可能とします。
なお、映像の事前ダウンロードは不要です。

撮影も、手軽に。8Kカメラと「My 8K」だからこそ出来る、「俯瞰」撮影


「My 8K」は視聴範囲に合わせて高画質な映像を配信します。
また、元々の映像が8Kの高精細映像のため、4Kの映像などと比べてズームした際の画質の劣化を防ぎます。
複数台8Kカメラでの撮影はもちろん、舞台全体を1つの8Kカメラで俯瞰的に撮影しておくことで、撮影コストを削減します。

いつでもどこでも、あなたのそばに「My 8K」


映像の閲覧は、スマートフォン端末やタブレット端末にiOS/Androidアプリケーションをインストールすることで可能となります。
普段の操作に使い慣れた端末で、外出先で、ご自宅で。「My 8K」はいつもあなたのそばにいます。

システムについて

「My 8K」 On Demandのシステム概要は以下の通りです。

8Kカメラで撮影した映像データは、エンコーディングを行った上でサーバにアップロードします。
アップロードした動画は、iOS/Androidアプリケーションを通して視聴者にストリーミング配信されます。
動画の管理者は、導入に特別なアプリケーションは不要で、Webブラウザを通して動画やユーザの管理が出来ます。

今後の展望

「My 8K」 On Demandは、舞台・コンサート・美術館等の文化的コンテンツの発信から、スポーツ・医療・建築・製造など、幅広い分野で活用が期待されます。
マルチアングルや字幕機能等、お客様のニーズに合わせた機能カスタマイズも承りますので、お気軽にご相談ください。
また、今後は8K映像のライブ配信に向けて、開発を進めてまいります。

お問い合わせ先

この件のお問い合わせは以下にお願い致します。
カディンチェ株式会社
担当:坂村 美奈
電話:03-6451-3560
E-mail: mina.sakamura[at]kadinche.com

VR技術を用いたがん患者さん向けピアサポート・遠隔フィットネスシステムの 実証実験開始

2020年7月

時空間・人間拡張技術を開発するカディンチェ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:青木崇行)は、VR技術を用いたがん患者さん向けピアサポート及び遠隔フィットネスシステム(通称「VRがんピアサポート」)の効果性を検証するため、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部・部長 住谷昌彦准教授のご協力のもと、実証実験を開始します。

「VRがんピアサポート」の開発について

医療現場において同じ病気を経験する患者さん同士で悩みや不安を共有し、その後の人生を前向きに送る知恵や情報を共有しながらお互いに支え合う「ピアサポート」が特にがん患者さんを中心に広がっています。

通常は患者会や医療機関による会合が中心でありましたが、昨今の新型コロナウィルス感染症の蔓延により対面機会を設けることが困難となったため、SNSやチャットなどインターネット上での機会が増えてきています。

しかしSNSやチャットなどでは対面型に比べて患者さん同士の交流が希薄になりがちで、またヨガや体操などの体験型プログラムは実施できず物足りなさを指摘する声も聞かれます。

そこでVR技術を駆使することで、遠隔的な参加でありながら、あたかも対面しているかのような錯覚を与えつつ匿名性を担保した交流を可能とし、さらに運動体験まで可能な仮想空間の開発を進めています。

「VRがんピアサポート」のシステムについて

「VRピアサポート」のご紹介動画は以下でご覧頂けます。

「VRがんピアサポート」には、主に2つの機能があります。
1)遠隔にいる方々(実験ご協力者)と会話や手の動きを通して交流できる機能
2)フィットネス(上肢運動)を仮想空間(3D CG)上で実施できる機能

どちらの機能も、同じ仮想空間内で実行可能なため、1)と2)を合わせて「会話や手の動きを共有しながらフィットネスをする」といったことも可能です。また、フィットネスは“日替わり”で、「ストレッチ」「ボクササイズ」「体幹」などを用意し、それぞれのフィットネスに応じた3D CG空間を用意しています。フィットネス中に表示されるトレーナーの模範体操は、モーショントラッキングで計測した動きを3D CG空間で表示しました。

トレーナーの模範体操をモーショントラッキングで計測し、3D CG空間(海岸)で表示した例
トレーナーの模範体操をモーショントラッキングで計測し、3D CG空間(森林)で表示した例

がん患者さんを対象とした実証実験の実施

この度、開発段階から監修いただいている東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部・部長の住谷昌彦准教授にご協力いただき、その効果性について検証すべく東京大学医学部付属病院にて実証実験を開始する運びとなりました。

実証実験の実施にあたり同病院受診中のがん患者さん数名にご参加いただき、参加者にはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を貸与して自宅へ持ち帰ってもらい、仮想空間内で用意された運動プログラムへの参加と、参加者同士の交流機会への参加を求めていき、実験前との変化について検証する予定です。

医師・参加者が懇談している様子
医師・参加者がフィットネスを実施している様子

今後の展開について

実証実験での検証結果を基に、より患者さんのニーズに合った機能の実装をさらに進めて実用化を目指してまいります。また今回のがん患者さん向けの取り組みを一つのロールモデルとして、将来的にはその他の疾患や怪我、シニア層の介護予防領域への応用展開も考えております。

以上の研究開発に加えて、弊社ではシニア層を中心に在宅における運動の習慣化を推進すべく「オンラインセルフフィットネスシステム」の開発にも力を入れており、高齢化が進む昨今において一人でも多くの人の健康維持・増進に寄与すべく今後も引き続き取り組んで参ります。

東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部・部長住谷昌彦准教授からのコメント

日本を含め欧米先進国では、がん(癌)を患う患者さんが年々増加しており、日本では2人に1人ががんを経験します。医学の進歩によりがんの治療成績自体は向上していますが、がんを患ったことによって生じる様々な不安や生活上の困り事は病院や診療所などの医療者だけでは解決できないこともあります。さらに、がん治療を無事に終えられた患者さん達でも、体の不調や不安が長引くことが少なくありません。

私たちは、緩和ケア・支持療法の専門医として患者さんが抱える様々な問題の診療を担当し、がん治療医と協力して一人一人の患者さんにとって最適ながん治療を無理なく続けられることを目標に診療しています。また、がん治療終了後の患者さんに対しても治療介入を行っています。
このような私たち医療現場での診療とは別に、がん患者さん同士がお互いに支え合うピアサポート(がん体験者による相談)が、医療では埋めきれない患者さんのがんに関わる悩みへの支援として広がってきています。国内でも多くのピアサポート活動が普及してきましたが、まだまだ「遠方で通えない」、「直接、他の患者さんと交流するのは気恥ずかしい」、「まずは少しだけ覗いてみたい」といった患者さんの声をうかがうことが少なくありません。
そこで私たちは、がんの患者さん達にもっとピアサポート活動に参加していただけるようなVR(バーチャルリアリティー=仮想現実)がんピアサポートを共同開発しました。VRにより物理的な移動距離は解消されて、患者さんが自分の好きな場所で参加することができます。またアバター(ヒト型モデル人形)を用いることで、直接対面での気恥ずかしさはなく、間接的であっても活き活きとしたコミュニケーションをとることができます。

さらに、私たちがVRがんピアサポートを通じてがん患者さんに提供するのが「フィットネス」プログラムです。日常生活での運動習慣は、がんの発症や再発リスクを軽減できることや、がん治療に伴う副作用の軽減効果があることが分かっていますが、「運動が良いのは分かっているけれども始める切っ掛けがない」、あるいは「始めたけれど3日坊主だった」ということもまた真実であろうと思います。がん緩和ケア・支持療法の専門医の立場からはがん患者さんには少しでも良いので毎日運動していただきたいとの思いを持ち続けており、それをVRがんピアサポートで実現したいと考えています。

患者さんが、がんを抱えながらも、そして、がんを卒業後にも、溌剌とした生活を過ごして頂くために、患者さんご自身でできる健康マネジメントに是非取り組んで頂きたいと思います。

がん患者さんが自分でできる健康マネジメントのお手伝いが目標です
東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部・部長
住谷昌彦准教授

協力会社

株式会社Gleam Bridge(事業企画)
株式会社ユニバーサルトレーニングセンター(エクササイズメニュー監修・モーションアクト)

お問い合わせ先

この件のお問い合わせは以下にお願い致します。
カディンチェ株式会社
担当:坂村 美奈
電話:03-6451-3560
E-mail: vr-fitness-support[at]kadinche.com

建設現場をIoT化するプラットフォーム「TSUNAGATE」向けソフトウェア開発を行いました

2020年6月

カディンチェ(社長:青木 崇行)は竹中工務店(社長:佐々木 正人)の建設現場をIoT化するプラットフォーム「TSUNAGATE(ツナゲート)」向けのソフトウェア開発を行いました。

「TSUNAGATE」は、インターネット接続を可能にした仮設分電盤を介し、建設現場にネットワーク(無線 LAN)環境を構築することで、様々な ICT ツールをクラウド管理システムにつなげて一括管理することができるプラットフォームで、竹中工務店独自の IoT分電盤と弊社のクラウド技術等の連携により実現したものです。
通常、建設現場では、仮設電源線によって工事用電力を供給していますが、仮設電源線を用いて通信を行うことができる「TSUNAGATE」を適用することで、ネットワークカメラやデジタルサイネージなどの ICT ツールのために個別に通信用配線を用意する必要がなくなります。また、それらの ICT ツールの一括管理、照明の遠隔制御、センサー情報の収集など、建設現場における IoT 化の実現を可能にします。

弊社では、「TSUNAGATE」のCloud開発とソフトウェア開発を行いました。

■「TSUNAGATE CLOUD」について
「TSUNAGATE CLOUD」は、建設現場に配置された「TSUNAGATE BOX」にインストールした機能を監視・制御するシステムです。
クラウド上に構築されているため、建設現場の「TSUNAGATE BOX」を web ブラウザ経由で遠隔地から集中管理することができます。
弊社ではAWS IoTを活用して「TSUNAGATE CLOUD」の開発を行いました。


■「TUNAGATE」を活用したその他の事例(「TSUNAGATE VIEW」)
「TUNAGATE VIEW」は、電力線通信(PLC)を活用し、カメラを天井に設置して仮設電灯に繋ぐだけで、周囲 360 度の映像を取得して「TSUNAGATE CLOUD」に保存するシステムです。建設現場内に複数設置することで、視点と日時を変更して現場内を見渡すことができる「バーチャル現場巡回」を実現しました。
弊社では、360度カメラを活用したソフトウェア開発や、バーチャルツアー、「PanoPlazaTour」のノウハウを生かして、クラウド開発などのソフトウェア開発を行いました。

当社では、今後も360度カメラソリューションとIoT技術を融合させて、デジタルツイン時代の現場・施工管理の効率化を支援してまいります。

感染症・自然災害等を想定したVRイベント・カンファレンス開催ソリューションのご提供

2020年4月

新型コロナウイルス感染症などに代表される昨今の社会的危機状況に対し、カディンチェ株式会社ができる社会貢献について記事を書きました。
もしお手伝いできそうなことがありましたら、お気軽にご連絡ください。

記事は以下のリンクからご覧ください。
【感染症・自然災害等を想定したVRイベント・カンファレンス開催ソリューションのご提供について】

 

Metaverse System: Cloud-based private VR service

2019年10月

Kadinche Co. has been specializing in the development of live-action VR (virtual reality) systems using 360° panoramic photos and videos. Lately, with the increased demand for VR based applications, we helped with the development and consultation on the following projects:

Sony Music Entertainment:AnimeJapan 2019 22/7 Virtual Meet & Greet booth

Shochiku/Miecle:VR Haunted House

Based on our development experience, we have released a cloud-based personalized VR service. There are several social VR services for purposes such as online communication, events, games, etc., but we offer more specialized 3D virtual space for B2B purposes. Log in to your 3D virtual space via an HMD (Head Mounted Display) and take part in various activities, including real-time communication, entertainment, virtual reality based training, content preview, conferences, exhibition and others.

For more details, please refer to the following page: Metaverse System: Cloud-based private VR service.

「VRアトラクション:老婆の呪面」をDCEXPO2019にて展示

2019年10月

ミエクル株式会社として開発した「VRアトラクション:老婆の呪面」が、経済産業省令和元年度新コンテンツ創造環境整備事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)内デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)連携事業における支援対象者として決定しました。

支援対象者は、国内外の先端コンテンツ技術とクリエイターや開発パートナーのマッチングの場である「デジタルコンテンツEXPO2019(会期:11月13日(水)〜15日(金)、会場:幕張メッセ(Inter BEEと同時開催))において展示されるとともに、11月14日(木)12:50~14:45にDCEXPO 2019会場内のステージにて開催する「TechBiz Creation & Matchmaking ピッチセッション・ワークショップ」において技術のプレゼンテーションを予定しています。ぜひ、期間中に幕張メッセまでお越し頂ければと思います。

老婆の呪面概要:バーチャルリアリティ(VR)、複数のVRヘッドマウントディスプレイの同期制御、スピーカーやアクチュエータの統合制御を用いたVRを使用したアトラクション。今回は「老婆の呪面」と称して、日本式お化け屋敷をVRを用いて制作した。ミエクル株式会社は、松竹、カディンチェ、侍の合弁会社であり、お化け屋敷部分は松竹が、VR開発部分はカディンチェが主に担当した。

Metaverse System: クラウド型プライベートVRサービス

2019年7月

カディンチェはこれまで360度静止画・動画等の実写系VR(バーチャルリアリティ)のシステム開発を得意分野としてきました。その後、VRの社会的なニーズが増えるに従い、CG(コンピュータグラフィックス)を用いたVRシステム開発の相談も増えてきたこともあり、最近では以下のような開発を担当させて頂きました。

Sony Music Entertainment:AnimeJapan 2019 22/7ブース バーチャルチェキ会への技術協力
松竹/ミエクル:VRお化け屋敷開発

これらのシステム開発の経験を基に、このたびクラウド型プライベートVRサービス開発のページを公開いたしました。他社においては、オンラインコミュニケーション・イベント・ゲーム等を目的としたソーシャルVRサービスがいくつか出てきていますが、当社ではよりB2B(業務用)向けを想定とした目的特化型3D仮想空間のご提供をいたします。3D仮想空間にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を用いてログインし、リアルタイムコミュニケーションを実現し、エンタテインメント・研修・内見・会議・展示会等VR空間で実施できるようにします。

詳細は「Metaverse System: クラウド型プライベートVRサービス」のページをご覧ください。

VTuberライブ配信支援

2019年3月

VTuber (Motion Capture)系技術を利用したシステム開発について、当社が2018年春頃より取り組んでいることについては、以前のブログにて記載しました。本日は当社に構築した簡易スタジオからVTuberのライブ配信を行っている事例をご紹介します。

2種類のVTuber映像制作方法

Virtual YouTuber(バーチャルユーチューバー) = VTuberは、事前に録画・編集した映像をYouTube等の動画共有サイトにアップロードする方法と、スタジオからライブ配信をする方法の2種類の配信手段を持っています。

録画してからアップロードする方法では、事前に収録した映像を動画編集ソフト等で編集した上で、アップロードします。収録時に失敗した際に撮影のし直しが可能だったり、複雑なライブ配信システムが不必要だったりするメリットはありますが、後処理である編集にはそれなりの手間がかかります。

一方でライブ配信では後処理などは不要になるものの、一発本番のため演技や配信に失敗が許されず、不具合発生時の即時対応等も要求されるため、配信スタッフの同席や冗長なライブ配信機材の確保が必要になってきます。そこで当社ではVTuberライブ配信用簡易スタジオを構築し、配信スタッフが同席することで、VTuberのライブ配信を支援する体制をつくりました。

VTuberライブ配信用簡易スタジオ

VTuberのライブ配信を実施するには、いくつかの技術的な準備が必要になります。

スタジオスペースの確保

ライブ配信の現場には、演者さん、演者さんの関係者、配信スタッフなどが来場されます。演者さんにはヘッドマウントディスプレイを被った上で、コントローラを動かす(振り回す)ための数メートルx数メートルのスペースが必要になりますし、そこでの動きをキャプチャし配信をするための機材操作スペースも重要です。このような目的のために、当社では簡易スタジオを新設しました。

Unityや3Dモデルの取扱やヘッドマウントディスプレイやコントローラの操作

ライブ配信の事前準備として、演者さんが操作する3Dモデル(キャラクター)を事前にPC内に取り込んで、ヘッドマウントディスプレイやコントローラの動きに応じて、3Dモデルが動くことを確認します。この際に、3Dモデルが不自然な動き(手が取れてしまったり、首が通常はありえない方向に回転しまったり)にならないか、表情や口の動きを操作できるかなどの動作確認も行います。

動画ライブストリーミング

演者さんが3Dモデルの操作ができるようになったら、あとはその映像を通常の動画ライブストリーミングと同様に、インターネット向けにライブストリーミングをできればokです。配信先にはYoutubeのみならず、Virtual Cast、Showroom VRなども出てきており、各プラットフォームの独自機能に対応した準備も必要になります。また、音声の収音やミキシングができること、配信機材が安定した(帯域の出る)ネットワーク環境に置かれていることも重要です。

アメリカザリガニ平井さんの配信番組「VRadio〜ひらい・瑠璃のVtuberさんようこそ!〜」への協力

当社簡易スタジオを利用して、毎週の定期的なライブ配信をしてくださっているのがアメリカザリガニ平井善之さんとそのアシスタントの朝ノ瑠璃さんです。

(以下、ニコニコ生放送ウェブページより)
毎週平日20時よりお送りするバーチャルキャストレギュラー番組「VRadio」。木曜日を担当するのは「アメリカザリガニ 平井善之」と 「朝ノ瑠璃」。2人の面白トークに乞うご期待!!
視聴者の皆さんもコメントやVギフトを使って、一緒に番組を盛り上げよう!

VTuberプロデュースや関連事業支援も

カディンチェではVTuberに関して、主に上記のような技術支援を行っておりますが、昨年共同設立したミエクル株式会社ではVTuberのプロデュースや番組制作など、VTuber全般の支援事業も開始しています。ライブ配信に限らず、これらに関連した活動・事業にご関心のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

AnimeJapan 2019 22/7ブース バーチャルチェキ会への技術協力

2019年3月

2019年3月23日(土)、24日(日)に東京ビッグサイト東1~8ホールで開催される日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」。東6ホール・J62に出展される22/7(ナナブンノニジュウニ)ブースで実施される「世界初バーチャルチェキ会」に関して、カディンチェ株式会社が技術協力を行っていることをご報告いたします。

■22/7(ナナブンノニジュウニ)
秋元康総合プロデュース、Sony MusicとANIPLEXがタッグを組んだアイドルプロジェクト22/7(ナナブンノニジュウニ)。
日本を代表する有名クリエイターがてがけたキャラクターを演じる声優アイドルを募るオーディションで結成された。

■世界初バーチャルチェキ会
VRゴーグルを被ることで、22/7のキャラクター藤間桜のチェキをVR空間上で撮影することができる。さらに、VR空間で撮影したチェキはプリントアウトされ、実際にお持ち帰りできます。(チェキは2ショット撮影ではなく、藤間桜のみ撮影していただくかたちとなります)

詳細:「AnimeJapan 2019」の22/7ブースの詳細発表です!!

Co-founded Miecle Inc. with Shochiku & Samurai

2018年12月

Kadinche announced that it jointly established Miecle Inc. with Shochiku and Samurai on May 28, 2018

We have been working on technology development in areas such as Virtual Reality and Mixed Reality. These technologies can also be used in entertainment, and in the future we would like to deliver various technologies and services developed by our company through Miecle. Shochiku is a film maker and Kabuki performer and Deportare Partners is a strong company in the sports field. There is a wide range of possibilities for developing the possibilities of VR and MR, and I am pleased to be able to work together in three companies. Please look forward to Miecle Corporation in the future!