GoProを使った360度動画の撮影方法

2015年2月

躍動感溢れる映像の撮影に適したアクションカメラGoProを6台使用して360度のパノラマ動画を撮影する方法を紹介します。GoProで360度全方位動画を撮影するためには専用のリグが必要となります。今回使用した写真のリグは360Herosが販売しているリグです。

GoProの準備

Gopro

専用リグにGoPro6台をセットします。
Wifiボタンを押しWifiを有効にします。Wifiが有効になるとLEDが青色に点滅します。
写真はGoPro Hero4になります。型式により外観が多少異なります。

リモートコントローラの準備・撮影

Gopro2

Goproのリモートコントローラの電源を入れます。(事前にGoproと同期を取る必要があります)
6台全てのGoProが認識されると液晶画面に「6CAMS」と表示されます。
リモートコントローラの再生ボタンを押すと撮影が開始されます。再度、再生ボタンを押すと撮影を停止します。

GoProの電源を切る場合は、リモートコントローラの電源ボタンを長押しします。

KODAK PIXPRO SP360の使い方

2015年2月

360度パノラマ動画を撮影できるアクションカメラ「KODAK PIXPRO SP360」の使い方と、撮影した動画をパノラマ動画共有サイト「PanoPlaza Movie」へアップロードする方法をご紹介します。

KODAK PIXPRO SP360アプリのダウンロード

Google Play Store/App StoreからSP360の専用アプリ「PIXPRO SP360」をダウンロードします。
SP360_2

このダウンロードしたアプリでは、Wifi接続によって、カメラ映像をリアルタイムで確認する事ができ、動画や写真の遠隔撮影を行う事ができます。また、アプリから撮影した写真・動画データを直接ネット上にアップロードする事も可能です。

SP360とスマホのWifi接続

SP360の「電源マーク(MODEボタン)」を押し、Wifiモードに切り替えます。
スマホのWifi設定画面を表示し「PIXPRO-SP360_*****」をタップします。パスワードとして「12345678」を入力後、SP360とのWifi接続が完了します。
SP360_4

SP360本体で撮影

SP360の「電源マーク(MODEボタン)」を押し、動画モードに切り替えます。
動画モードの状態で赤いボタンを押すと録画が開始され、再度同じボタンを押すと撮影終了となります。
撮影完了後、SP360とPCをMicro USBケーブルで接続し、画像や動画データをPCに取り込みます。

SP360

PanoPlaza Movieにアップロードする場合は、動画の上下左右の回転が出来ない仕様のため、レンズの真ん中が天頂を向くように撮影して下さい。また、PanoPlaza Movieでは動画ファイルの解像度を1440ピクセル×1440ピクセルのみを対象にしています。そのため、撮影する前に解像度が1440×1440ピクセルになっていることをご確認下さい。

スマホで撮影

アプリを起動後、「ビューセレクト」でシーンを選択します。(Global、Front(16:9)、Front(4:3)、Throw-out、Extraction、Quad、Seg、Ring、Dome、Panorama)*PCへのダウンロード時はGlobal形式で保存されます。

写真左: 静止画では右下のアイコンがカメラマークになります。この形はFront形式です。

写真中央: 動画では右下のアイコンがビデオマークになります。この形はDome形式です。

写真右: 撮影された画像や動画がリスト形式で表示されます。

SP360

4. アップロード

PanoPlaza Movieにログインします。アカウントを持っていない方はこちらよりご登録して下さい。

ログイン後、「アップロード」ボタンを押してアップロード画面に移動します。この画面では、動画のタイトルや概要・撮影場所・公開範囲の設定、そしてアップロードするファイルの選択を行う事ができます。動画ファイルは約1GBまでアップロードできます。アップロード完了後、「マイムービー」にパノラマ動画が登録されます。

SP360

SP360

アップロードされた動画はPC・スマホで閲覧する事ができます。画面をマウス/タッチ操作する事で水平方向360度、垂直方向214度の映像を見る事ができます。

RICOH THETA m15のパノラマ動画撮影方法

2015年2月

RICOH THETA m15のパノラマ動画撮影方法をご紹介致します。

THETA m15本体での撮影

Theta3

Wi-Fiボタンを押しながら電源ボタンを押すと青いランプが点滅し、動画モードのスタンバイ状態となります。

撮影ボタンを押すと録画を開始し、再度同じボタンを押すと録画を終了します。

スマホによる遠隔操作での撮影

Theta4

RICOH THETA m15専用アプリをインストール後、THETA本体とスマホをWifi接続します。

写真の様な画面が表示され、撮影ボタンを押すと録画を開始し、再度同じボタンを押すと録画を終了します。

スマホによる撮影時には、映像を確認しながら録画する事ができます。

Autopano Videoの使い方

2015年2月

6台のGoProで同時に撮影した動画を、一つの360度動画に編集する為にKolor社から提供されいてるオーサリングツールAutopano Video Proを使用します。本ページではAutopano Videoを使用した基本的な360度動画の作成方法について紹介致します。

1.ファイルを選ぶ

Autopano Videoを起動後、同時に撮影された6つの動画ファイルを選び、ドラッグアンドドロップします。
autopano-video

2.フレーム間同期をとる

“Synchronization”ボタンを押すと下(写真)のような画面が出ます。“Audio(音)” ”Motion(動き)”のどちらかにより、6つの動画の同期を行います。同期位置が正常に検出できると”Accurate synchronization found.”が表示され、Applyボタンを押して同期位置が反映されます。
autopano-video-sync

3.静止画の状態で合成を調整する

続いて”Stitch”ボタンを押すと下(写真)のような画面が出ます。今回はGoproの合成(スティッチ処理)のため、Stich asから”GoPro Hero 3+/4″を選択し、”Stitch”を押します。スティッチ処理が完了すると画面右側に合成した画像が表示されます。画像左下にある“Edit”を押すと、Autopano Gigaが起動し、水平調整や明るさ調整などを行えるようになります。
autopano-video-3
autopano-video-4

4.水平線を調整する

新しく開いたウィンドウにて“編集”をクリック(写真左)すると、再度新たな画面が表示されます。4つの矢印で構成されているアイコンをクリックし、画像をドラッグすると水平状態の調整作業を行う事が可能になります。
グリッドラインを目安に、地平線や建物などが水平・垂直になるように、ドラッグしながら画像を動かしていきます。目視で水平調整が完了後、このウィンドウは閉じます。閉じる際にファイルを保存するか尋ねられるので任意の名前でファイルを保存します。
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5.レンダリングの設定をする

水平調整した内容が反映されている事を確認し、“Render”ボタン(黄色い四角で囲ったボタン)をクリックします。Renderウィンドウで任意の幅と高さに設定後、”Render”を押すとレンダリングが始まります。
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6.レンダリングをする

動画自体の長さやRenderウィンドウで設定した解像度によって編集時間が変わります。1~2分程度のものだと5分弱、7~8分のものだと30分弱みておくと良いかと思います。(所要時間はPCのスペックに依存します)