Panoplaza Update (Version 4.8.25)

2014年9月

Kadinche has updated its cloud based panorama virtual shop authoring tool PanoPlaza. We would like to explain 2 main features added to the tool. You can test these features by logging into the Panoplaza. Panoplaza is available both in English and Japanese.

Uploading from Smart Phones

Would you like to upload panorama photos directly from your smart phones such as Android & iPhone? Now you can access to PanoPlaza’s builder from your smart phones and can upload panorama photos! Although features for smart phones are limited to uploading, deleting, and publishing of them, we will be happy to get the feedback from users.

Please access this webpage by your smart phone’s browser


Viewing by Oculus Rifts

Oculus Rift is one of the most popular head mount displays these days. Now you can view your panorama contents using Oculus Rift! Please publish or re-publish your contents with the latest PanoPlaza and put “?mode=rift” in the published URL. Then you will have side by side image which is good for Oculus Rift. You might need to install NPVR Browser Plugin depending on your browser condition.

Please access this webpage for sample content.

Please enjoy creating panorama virtual shops with Panoplaza!

バーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ

2014年9月

没入型全方位ヘッドマウントディスプレイの出現

従来からヘッドマウントディスプレイは市場に存在し、映画やその他のブルーレイやDVD作品を視聴する為に用いられてきました。しかし2012年夏に米国のベンチャーであるOculus VR社がOculus Riftと呼ぶ広視野角かつヘッドトラッキング機能を持ったヘッドマウントディスプレイを発表してから、視聴者に360度空間を体験させるヘッドマウントディスプレイが数々発表されています。そこで、先日のスタッフブログ:ヘッドマウントディスプレイ向け実写コンテンツに引き続き、ここではバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイのハードウェアにフォーカスして各種製品を紹介したいと思います。

Oculus Rift

バーチャルリアリティ向けのヘッドマウントディスプレイの先駆者で、またFacebook社に約2000億円で買収されたことも話題になったのがOculus Rift。広視野角の没入型のディスプレイだけでなく、高精度・高リフレッシュレートなヘッドトラッキング・ポジショントラッキングも実現しており、この業界では機能と価格のバランスが最も良く取れている製品と言えるでしょう。弊社でもDK1とDK2と呼ばれる2世代の開発キットを使用しています。

・解像度:片目で960×1080ピクセル
・視野角:100度
・ケーブル:コンテンツ再生用PCとHDMI・USBの2本のケーブルで接続
・価格:350 米ドル(DK2開発者キット)
Oculus VR(開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら

ソニープロジェクトモーフィアス

日本のソニーも黙ってはおりません。ゲーム機器であるPS4の付属機器として開発が進んでいるのがプロジェクトモーフィアス。画質や解像度はOculus Riftに匹敵するかそれ以上という評判もあるようです。ただ、まだ開発者向けにも製品が公開されていないので、発売・発表を待ちたいと思います。

・解像度:片目で960×1080ピクセル
・視野角:90度
・ケーブル:コンテンツ再生用PC(ゲーム機器)とHDMI・USBの2本のケーブルで接続
・価格:未定
Project Morpheus(開発会社:日本)の詳細ページはこちら

Samsung Gear VR

サムソンがOculus VR社とともに共同で開発しているのがSamsung Gear VRです。ヘッドマウント側のセンサでヘッドトラッキング等のセンシングを行い、そのデータをUSB経由でスマートフォンに送信して、スマートフォンで表示制御を行う仕組みだそうで、これもOculus Riftに匹敵するような品質になっているそうです。ただ、こちらの製品も開発者向けにも公開されていないので、発売・発表を待ちたいと思います。

・解像度:片目で1280×1440ピクセル
・視野角:96度
・ケーブル:ヘッドマウント部分にGalaxy Note 4(スマホ)を挿入する為にケーブルレス
・価格:200 米ドル
Samsung Gear VR(開発会社:韓国)の詳細ページはこちら

Durovis Dive

頭の動きにしたがってディスプレイを制御するという意味では、スマホだけでもできるのではという発想で、ヘッドバンドだけ販売しユーザが所有しているスマホをそのヘッドバンドに装着する製品がDurovis Diveです。ヘッドバンドだけなので価格もとても安く、またコンテンツの表示や制御はすべてスマホで完結しているので煩わしいケーブリングもなくすっきりしています。気軽にヘッドマウントディスプレイを試すには適しています。

・解像度:片目で568×640ピクセル
・視野角:80-90度
・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス
・価格:57ユーロ
Durovis Dive(開発会社:ドイツ)の詳細ページはこちら

Google Cardboard

製品コンセプト的にはDurovis Diveと同様で、プラスチックのヘッドバンドすら不要で、ヘッドバンドは段ボール紙等で作れるのではという発想で作られたのがCardboardです。

・解像度:片目で568×640ピクセル
・視野角:80-90度
・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス
・価格:段ボールを用いた型紙を無料でダウンロード可能
Cardboard(開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら

ハコスコ

Google Cardboardと同様のコンセプトで開発された、ダンボール製のバーチャルリアリティビューワーとスマホを使って手軽にVR体験ができるハコスコ。価格も1000円と大変安価です。オリジナルの一眼モデルのハコスコに加え、立体感のあるVRが楽しめる二眼モデル、プラスチック製の二眼モデルなどさまざまなタイプがあります。二眼モデルは現在ハコスコ公式アプリでは対応していないものの、Google Cardbordアプリなどを楽しむことが可能です。

・解像度:片目で568×640ピクセル
・視野角:80-90度
・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス
・価格:1000円。Amazonから購入可能。
ハコスコ(開発会社:日本)の詳細ページはこちら

ネパール・ブータン出張 2014

2014年9月

2014年9月2日から11日にかけてネパール・ブータン出張に行ってきました。私は実はほぼ毎年両国を訪問しているのですが、今回も個人的に興味深いいくつかの成果があるので、紹介してみます。

ブータンオリンピック委員会・政府観光局主催:ツアーオブドラゴン

創業直後からブータン政府観光局が弊社のお客様でして、日本語ウェブサイトの管理・更新を担当しています。そんなブータン政府観光局がブータンオリンピック委員会とともにマウンテンバイクレースであるツアーオブドラゴンを9月6日に開催し、そのレースにアスリートソサエティ代表理事の為末大さんとともに取材・体験しに行きました。そちらの結果は後日ブータン政府観光局のウェブサイトに特集ページとして掲載予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。

ヒマラヤ監視システム

国立環境研究所とともにパノラマ撮影技術を応用して山岳監視システムを開発・納入したことは先日ご紹介いたしました。山の監視システムであるならば、日本だけでなくヒマラヤ山脈でも活用頂けるんじゃないかと考え、以下のネパールにオフィスのあるICIMODと、ブータンの政府機関であるCoRRBを訪問し、システムの紹介や今後のコラボレーション可能性の相談をしました。ICIMODのオフィス(下の写真)では、研究者の方々が山に関する様々なデータ・画像処理をされていて、情報技術を通した国際協力の可能性を多いに感じました。
International Centre for Integrated Mountain Development (ICIMOD)
Council for Renewable Natural Resource Research of Bhutan (CoRRB)

パノラマ撮影

今回、ブータンではブムタンとトンサに、ネパールではルンビニに初めて訪問しました。ブムタンとトンサで撮影したパノラマ写真はブータン政府観光局ウェブサイトに掲載しましたが、ルンビニは以下の通りです。ルンビニとは、ブッダ生誕の地として知られておりタライ平原(周囲は田んぼや畑が広がる平地)に位置しています。

いくたびに現地でのビジネス可能性を考えながらの旅になりますが、今回も多くの収穫がありました。なお、ネパール・ブータンにご関心のある方は、個人的にでも連絡を頂ければ、いろいろとご紹介できるかと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。ちなみに今回の渡航でのローカルコーディネーションはネパールはPax Earth、ブータンはKeys to Bhutanに担当して頂きました。

soko aoki